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四国 松山と母

私事ですが、もうすぐ実母の命日です。

亡くなってから今年で丸50年経ちます。

 

幼かった私はあまり記憶がありませんが、母は父のせいで大変苦労したという

ことは鮮明に覚えています。

 

父はお酒が大好きで、そのせいで警察のお世話になったことも多く、お酒の

せいで勤めていた会社を辞めたりと、母にとっては精神的にも経済的にも

大変な苦労をかけていたと思います。

 

ですが母は行動力の人で、幼い私を連れて実家の松山市に帰りました。

写真は松山城

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何十年経っても変わらず美しい城だと思います。

 

私を実家の祖母に預け母はよく働きました。ただ実家にいた叔父が私に辛く当たり

今でいう虐待にあたるようなことを毎日のように経験しました。

ただ祖母と叔父の奥さんはとても優しく接してくれていたので、それだけが救いでした。

 

子供ながらにストレスを感じていたのか私はよく鼻血をだしました。ティッシュ

ちょっと押えたら止まるというようなものではなく、洗面器が必要なほど出血して

いたのをよく覚えています。

 

そういう出来事があったので私の松山に関する思い出は良いものではありません。

昔のことなのに鮮明に覚えていることってあるんですね。思い出すと未だに辛い

です。これがPTSDというものかしら・・

 

夫と行った松山旅行はそんな嫌な思い出を塗り替える意味もあったように思います。

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美しい城です。母の実家から祖母に抱かれて泣いている時、ライトアップされた

城が見えていたのを覚えています。あの頃はいつも泣いてばかりいましたから。

 

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この場所はドラマ「坂の上の雲」のオープニングで正岡子規を演じた「香川照之

さんと、秋山真之を演じた「本木雅弘」さん、秋山好古を演じた「阿部寛」さんの

3人が並んでいる場所だと思います。

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向こうには海が見えていて眺めが良いです。

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一生懸命働いた母は私と暮らし始めて数年後脳腫瘍で亡くなりました。

亡くなる半年ほど前に父と再び暮らし始めた後でした。

 

自分が亡くなるなんて思ってはいなかったと思いますが、意識していなくても

予感はしていたのでしょう、父と暮らし始めたのは私が一人ぼっちにならないように

という思いから。

 

母の遺骨は父の実家の納骨堂に入っていたのですが、そちらがなくなるということに

なったので、母の遺骨をどうしようか考えていたところ熊本の義母が「うちの墓の

横に来てもらえばいいよ」と言ってくださいました。

 

工事中の新しい母の墓です。

 

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小さいけれどきれいなお墓。

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熊本の母がお坊さんを手配してくれてちゃんと墓標の前でお経をあげてください

ました。感謝感謝です。

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実母が亡くなってからも色々ありましたが、経済的には楽ではないけれど

今は幸せな日々を送っています。

 

君たちのおかげで嫌なことを忘れることができるよ。いつもとぼけ顔のタマ氏。

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甘えん坊のハル。

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プヨプヨは余計だけど、可愛いです。

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いつも笑わせてくれます。

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本日はどんよりでごめんなさい。

もう50年か~。墓じまいを考える頃です。どうしよう。

 

いらしてくださってありがとうございます。


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