私はダブルワーカーだ。
ダブルワークの職場の大半はダブルワーカーだ。
皆それぞれ事情を抱えて一生懸命働いている。
夫の職場にもダブルワーカーが沢山いたそうだ。
1人の男性は夫の職場で8時間働き、その後夕方から深夜まで5時間
ほど別の職場で働いていたそうだ。
お子さんと奥さんの生活のために必死で働いておられたようだ。
昼の8時間労働で健康保険、厚生年金加入で4万円強ほど引かれる。
扶養家族がいるので税金はほとんど無いに等しいとは言っておられた
そうだ。
奥さんもパートで扶養内で働いておられた。
奥さんにまで健康保険と厚生年金加入となるとさらに手取りが減る。
それも厳しい選択だ。最低賃金が上がっているのだから扶養範囲を
いい加減上げてもいいんじゃないのか。
１０３万って。ずるい政治家たちが考えそうなことだ。
自分たちの報酬は法律で守っておきながら、国民にはさらに厳しい条件を
つけてくる。
これでは生活は一向に楽にならないではないか。
男性はもう一つ仕事を増やした。新聞配達。もう寝る時間を惜しんで
働いておられたようだ。
ダブルどころがトリプルワーカーだ。
働き者のご主人だと思ったが、健康状態を心配した。
今年の夏の初めに新型コロナの影響で派遣社員全員が契約終了となった
そうだ。
ひどい話だ。だが企業も生き残らねばならない。企業が倒産すれば
もっと多くの失業者が出る。
企業も辛い選択をせざるを得なかったのだと思う。
その男性も夫の職場を去って行った。失業保険はすぐに出ると思うが、
家族の健康保険と早速国民年金の催促があるはず。
抜け目のない奴らは抜け道など一切ないやり方で、まるで昔の悪代官だ。
国民から絞るだけ絞って搾取する。
時代は何度も繰り返すというが、まったくだ。
私もダブルワーカー。長く続けられればいいと思う。
でもね不思議だねハル。体が慣れてくるんだよ。夜の職場は立ちっぱなしなのだが、
足腰が丈夫になったように思う。
以前より軽やかに歩けるようになった。日頃運動不足なのでちょうどいい運動量
なのかもしれない。
父さんも足腰の痛みを我慢して持病もあるのに一生懸命働いているよ。
だからここは母が頑張るんだ。
パワハラもあるけど時間帯を考えると辞めるという選択は今のところない。
辛いのは私だけではない。もっと辛い状況に置かれている人はもっと多いはず。
高給取りの政治家さんたち。そんな現状を知らないなんて言わせない。
むしろ知らないというのは政治家失格。
いらしてくださってありがとうございます。
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