はるの玉手箱

ニャンコと熊本・九州情報

忘れたいこと

7月に入った。

 

今年も、もう折り返し。1年はあっという間。

 

年齢を重ねると時の経過が早く感じるという。

 

本当だ。それは様々な経験を重ねてきたからだという。

 

子供の頃は早く大人になりたかった。

 

大人なって自分で収入を得て独り立ちしたかった。

 

以前何度も書いたが、私は8歳の頃に母が他界し、その後父は親戚の勧めで

再婚した。

 

最初だけはうまく接していたが再婚相手は徐々に私を疎ましく思うようになり

何かにつけて嫌がらせや言葉の暴力を発するようになった。

 

それは私が中学2年になるまで続いた。

 

学校に必要なお金を出し渋り、食事代がかかるからとご飯は2杯までと

決められ、体調が悪くご飯が食べられない時には「じゃあもう1杯で

いいね」と言われた。

 

別の大人に話したところで何も変わらない。「大変ね」というくらい。

 

父はというと仕事を理由に聞く耳を持たずであった。

 

最後には私を親戚の家に預けると。

 

だが私は喜んだ。もう終わる。あんなおばさんの顔なんて二度と見たくはない。

 

しかし親戚だってお荷物を背負いこむのだ。親戚の負担も大変であったと

思う。

 

幸いその親戚の家とは今も良好な関係である。

 

その家から嫁いだ。叔父は「うちから嫁ぎなさい」と言ってくれた。

 

叔父とは血のつながりはないが涙が出る程嬉しかったのを覚えている。

 

家は遠いが定期的に連絡はとっている。

 

昨年家を建てた時はお祝いまで送ってくれた。

 

私は助けてくれる人がいたから現在に至る。

 

悪い道にも走らず、結婚し子供も育てた。

 

結婚してからは夫の両親も本当の家族のように接してくれた。

 

私は運がいいほう。

 

北九州で餓死した5歳の男の子。

 

生前の写真を見ると可愛い子だ。何でそんないたいけな子供に食事を

与えないなどという所業ができるのか。

 

指示していた?ママ友?むっちゃ太ってる!!

 

もうね、同じ目にあって欲しい。少しぐらい食べなくたって死にません。

あんなに脂肪が蓄えられてるんだから。

 

ひもじい思いをすればいい。

 

私は再婚相手と同居時かなり痩せていた。学校の健康診断で「昨年より体重が随分

減っている」という指摘を受けたりもした。

 

学校は事なかれ主義。家庭の問題に踏み込むことはしない。

 

だから虐待は見過ごされる。

 

それは今も変わっていないようだが。

 

いやだな・・めっきり年を取り昨日何を食べたか即答できないのに、

あの頃のことはしっかり覚えている。

 

忘れたいのに忘れられないことってあるのだ。

 

それから・・

小さな子供を放置する大人。子供はこの暑さの中何時間も放置されれば

あっという間に手遅れになる。

 

自分たちが遊びたいからとベビーサークルに入れて上から蓋をし、水も

食事も与えられなければどうなるか。

 

家族は死んでもいいと思っていたに違いない。亡くなっても言い逃れできる

と思っていたのかもしれない。

 

子供より自分たちの楽しみを優先させた大人。体は大人だが脳みそは幼児以下。

 

脳が子供なら子供を持ってはいけない。

 

小さな 命はたった2年で潰えてしまった。

 

もし生まれ変われるならうんと優しい家族のもとに生まれて欲しい。

 

生まれ変わり・・子供の頃は父の再婚相手の虐待で死にたいと何度も

思った。

 

死んでしまえばこんな環境から抜け出せる、嫌な思いをしなくていいと。

 

子供には逃げ道がない。

 

子供だって死にたいと思うことはあるのだ。

 

だけど子供が自殺を考えるような環境はおかしい。

 

子供の自殺の原因は様々だろうが学校のイジメも大きな要因に思う。

 

北海道の中学生が凍死で亡くなったという報道があった。

 

報道で凄惨なイジメがあったという。

 

しかも学校側、教師、教育委員会すべてがポンコツ

 

ちっとも仕事をせず、ああいうのを月給泥棒というのだろうな。

 

現在は第三者委員会が調査をしているとかで遺族が納得できるような

形になって欲しい。

 

しかし違う。そういう状況が異常なのだ。

 

子供を守る立場の学校、教師は事なかれ主義の上、個人のスケジュールを

優先させたと聞く。

 

大人がそんなんじゃ子供が置かれている環境は最悪だ。

 

イジメに加わった生徒は数名になるとか。

 

イジメに加担した生徒はこれからも何事もなかったのかのようにのうのうと

生きて行くのだろう。

 

日本は加害者に寛容すぎる。被害者側に立つ司法制度ではない。

 

これは海外にも発信されるべき。情けない国、ニッポンと。

 

人間二人殺せば死刑と聞いたことがある。

 

子供を故意に殺せばもっと重い罰が下されるべき。

 

執行猶予とか、不起訴とかありえないから。

 

命は大人も子供も同じ。

 

軽い罰で放免されるなら被害者のために多様な逃げ道を作って欲しい。

 

そしてその情報を伝えて欲しい。

 

殺されないために。自ら命を絶たないために。

 

それができない小さな子供は社会が、近隣住民や行政が警察と連携して

踏み込んだ関わり合いを持って欲しい。

 

小さな命を守るため。

 

あっ・・また重い話になってしまった。

 

年のせいだろう。愚痴っぽくていけない。

 

ちょっと明るい話題で、我が家のハルはあれ以来(歯のメンテナンス後)

食欲モリモリ。

 

女の子座りで余裕の毛繕い中。

 

お腹もタップタップでちょっと太ったような気がする。

振り向いたり、歩いたりするときにお腹のたるみがプルンプルンと。

 

写真では流れるようなたるみがバッチリ映っておる。

 

仰向けでだらしなく無防備に寝る姿も。

野生を知らないニャンコである。

 

最近床の上で寝るようになった。クールダウン中のハル。

 

この表情はお膝を狙っている時によく見る。

 

お膝に乗ってくると私の顔は緩む。心がほっこりとする。暑いけど。

 

お出掛けもした。ちょっとだけ。

 

福岡県大川市の「風浪宮」

 

この辺りはちょくちょく通るのだがここは知らなかった。

 

立派な鳥居と掃除の行き届いた境内。

 

とてもきれい。

いつも思うのだ。「掃除が大変だろうな~」

 

この本殿は国の重要文化財という。建立は室町後期。むろまち~?

 

 

 

そして石造りの五重塔。こちらも国の重要文化財

 

一か所で重要文化財を二つも見れちゃうなんて。

 

静かで凛とした空気が流れているように感じた。

 

今頃は七夕まつりの真最中かもしれない。

 

7月7日から1か月ほど続くらしい。期間中もう一度行ってみようか。

 

 

今は子供も成人しハルたちニャンコと幸せな日々を送っている。

 

それなのにあの頃の記憶がふと頭をよぎるのだ。

 

フラッシュバックというものなのか。これもPTSD(心的外傷後ストレス障害)?

 

そこまではないかも。だが、未だに忘れられないのは辛い。

 

新しい記憶や思い出で塗り替えるのは難しい。

 

それだけ子供の心は傷つきやすいのだ。そしてガラスのように壊れやすい。

 

壊れたガラスは元には戻らない。上手に貼り合わせても元の強度は

保てない。子供の心はそれだけ繊細なのだ。

 

子供に忘れたいと思うような記憶を植え付けてはならないと思う。

 

社会が大人が守っていかなければ。

 

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