7月28日熊本県で大きな地震があった。
時間は午後4時過ぎ。
私は仕事中だった。
会社の同僚たちも全員机に向かっていた。
ゆっくりとした揺れを感じ、同僚たちと「揺れてるね」
なんて話していたら、突然大きな揺れが始まり、いったい何が
起こっているのか分からなくなった。
机の上の書類やパソコンのモニターが落ち、思わず手で落下を
防いだ。
揺れは1分弱ほどだっただろうか、一度おさまった隙に屋外に
避難した。
手には携帯だけ。
すぐに地震情報が通知された。
「熊本地方 震度7」
「はっ? 震度7?」
私の居住地と勤務先は熊本市内。
揺れはひどかった。
八代をはじめとする熊本県南部は甚大な
被害であった。
後に激甚災害に認定されたという報道があった。
日が進むにつれ被害が明らかになり、目を覆いたくなるような
映像が次々に報道される。
八代の工場でも大きな被害があり、数名が亡くなられた。
また、イオン熊本店でも地震後の爆発で尊い人命が失われた。
まだまだ未来のある方たち・・・こんな悲しいことが
あるだろうか。
熊本イオンで亡くなった方々はガス爆発に巻き込まれたという
ことだった。
大きな揺れで一度は屋外に避難したものの、その後会社から
売上金を金庫にしまうようにという指示があり、店内に戻った
ところ爆発にあったそうだ。
店内に戻らなければ・・
店内に戻れと言った企業はおかしい。
私の会社でも揺れがおさまったら用心して帰宅するようにという
指示がきていた。
朝、「いってらっしゃい」と送り出した家族が突然いなくなって
しまうなんて。
ご家族の心痛は計り知れない。
怒りと悲しみで胸が潰れる思いではないか。
売上金がいくらあったか知らないが、人の命はお金では買えない。
「お金のことはいいから、早く非難しないさい、帰宅しなさい」
と言ってほしかった。
企業には有事の際のマニュアルがあるはずだ。
結局上の人たちはマニュアルがあったって無視するんだな。
関連死も続いている。この暑さである。
私が勤める会社は企業向けの建築関係の会社である。
こういう時は我が家そっちのけで仕事をする。
色々なものが不足している。
特に東日本震災以降、緊急物資を備蓄する企業が増えている。
私の勤務する企業も、翌日には非常食と水が届いた。
非常食はフリーズドライのパンやご飯類などだ。
ご飯類はチャーハンやドライカレーなど種類も多いし、
味も10年前より格段に美味しくなっているというのが感想。
こんなふうに手厚くしてくれることに感謝だ。
震災から1か月が過ぎた。
被害を受けた熊本イオンの前を通った。
まだ爆発時のままになっている。
まだ調査が終わっていないのか、爆発時のままで、外壁はなくなり、
中の鉄骨がグニャリと曲がっていた。
爆発の大きさを物語っているようだった。
爆風は南の方向に広がったようだが、南の方向には道路がある。
北側には住宅が多く、北向きの爆風だったらと思うとぞっとする。
地震は日本の至る所で起きている。
水害も多く、そこでも大切な人命が失われている。
命は儚い。だから尊いのだと思う。
事故も多い。
安易に水辺などに近付いて欲しくない。
今年の日本は特に暑く感じる。
水辺で涼みたいという気持ちはわかる。
だが危険と隣り合わせであることを肝に銘じて欲しい。
命はたった一つ。
大事な大事な命である。
その命が失われたら大勢の人が悲しむ。
10年前の熊本地震の教訓はあらゆるところで生かされている。
しかし今回のイオン熊本のような二次被害は決して起こってはならない。
起こしてはいけないと思う。
地震発生後、急いで帰宅すると・・

チビがここに避難していた。大変ご立腹であった。

うんうん、怖かったよね。遅くなってごめんね。
だけど、この後もずっとここから出てこようとしなかった。
この子は、フク。息子のニャンコだ。
(ずっと前、小さな子猫の頃にカラスに襲われていたのを保護した子。)
ぱっと見、ハルに似ているのだ。

君たちが無事で本当によかった・・
現在のチビ。私が家にいるときはこんな姿である。

エアコンで快適な部屋の中で寝そべるチビ姉さん。
震災直後は私からくっついて離れなかった。
窓が割れたりしなくてよかった。割れた窓から外に出ていたらと思うと
本当にゾッとする。
震災後、気の滅入ることばかりの中に明るいニュースもあった。
有明高校ナインの甲子園での活躍だ。
なんとベスト8まで勝ち進んだ。しかも甲子園初出場。
有明高校はあまり相手校に点数を取らせない。
鉄壁の守りと投手の頑張り、メンバーを支える心強いサポートが
あってこそのベスト8ではないだろうか。
残念ながら準々決勝で健大高崎に敗れたものの、立派な試合を
繰り広げた。
避難所では有明ナインを応援する被災者たちの様子が報道されていた。
みなさん笑顔で拍手したり、涙ぐんでいた人もいた。
有明高校なみなさん、あなたたちは熊本の誇りであり希望です。
感動をありがとう。
いらしてくださってありがとうございます。
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