昨年の５月から７月にかけて頻繁に宮崎県日向市を訪れていた。
私の実母の姉が住んでいたからだ。
叔母は足の骨折から入退院を繰り返し、家に帰っても転んで腕を怪我を
するなどで病院と縁が切れないでいた。
自身もこれでは周りに迷惑がかかると思い、施設への入所を希望した。
そういういきさつもあったので何度も叔母に会いに行っていた。
熊本市から日向市まで片道２時間半ほど。随分近くなったと感じたものだ。
途切れ途切れではあるが高速道路も整備されており、私が熊本に嫁いで
着た頃よりも２時間は短縮できている。
早く全線開通となれば熊本は九州のハブになるのではないかと思っている。
そうなれば熊本はもっと活性化するのではないか。宮崎もそれに伴い
今よりも経済効果が期待できるのではないかと思う。
叔母に会いに行ったついでに美しい海を見に行った。
「馬ｹ背」である。
岩肌が柱のように見える柱状岩が特徴的な岬である。
海の美しさは感動ものである。
水平線がはっきり見える。
岬の形が馬の背のように見えることから「馬ｹ背」というそうだ。
日向を訪れたら馬ｹ背は外せない。
また農産物も豊富で農家も多い。トマトは果物のように甘い。農家の人たちの
努力の賜物である。
今思えば何度も日向を訪れていたのは叔母との時間が残り少ないとどこかで
無意識に感じていたのかもしれない。
海を見ると叔母を思い出す。悲しいがそれも人生。
今頃私の母と離れていた長い時間を埋めるように話し込んでいるのでは
ないだろうか。
母が亡くなって５０年もの間離れていたのだから。
いつもタマ氏は大胆に寝ていた。
寝返りもダイナミックでいつもハルを押しつぶしていたっけ。
大きなアクビ。可愛かった・・本当に。
いらしてくださってありがとうございます。
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