はるの玉手箱

ニャンコと熊本・九州情報

力の源

今日はクリスマス。

 

昨夜はイブだったが、ダブルワークの身では何もできない。

 

夫もいつものように風呂に入り、私が帰宅前に食事を済ませていた。

 

以前だとチキンだのケーキだのと大騒ぎであったが、小さい

子供がいるわけでなし静かなものである。

 

そのイブの夜、ダブ職(ダブルワークの職場)に行く道すがら、もの凄い

霧であった。

 

昨日日中の熊本県は雨で、ほぼ1か月ぶりの降雨であったそうだ。

 

その雨がやみ夕方から空気が冷え、濃い霧が発生した。

 

真夜中ダブ職からの帰宅中、霧のため10メートル先の信号機すら見えない

状況で、時速40キロほどで走行し帰宅した。

 

台風の大雨や横風は経験しているが霧は怖いわ~

 

何も見えないし、こういう場合車のライトをハイビームにすると

霧にライトが反射してかえって危険なのかもしれない。

 

フォグランプがついていれば良いと思い点灯しようとしたら・・

あれ、ランプのスイッチどれだっけ??

 

スイッチを探している間に家についてしまった。

 

無事帰ることができてよかった。

 

日頃使用しない装置を確認することも大事だなと思った。

 

ダブ職の同じ生産ラインの皆さんへ今までのお礼の意味を込めてクッキー

を渡した。

 

騒音女Kさんもいたので、クッキーを手渡し「明日までなので」と言ったところ、

「えっ?本当ですか?」と言われた。

 

そしていつものように生産に携わる。

 

生産は二人一組が基本だ。

 

パートナーがちょっと経験のある人ならスムーズに進むのだが、例の

猛者Aさんはなかなか厳しい。

 

始めから上手に出来る人なんていないと思う。

 

私もそうだった。周りに助けられながら徐々に上達していったのだと

思う。

 

流れて来る製品を目視で良品、不良品を見分け不良品はコンテナへ

放り込み、良品を流し込む。それが主な仕事だ。

 

製品を入れて行く作業はなかなかリズミカルだ。

 

だが猛者Aさんはそのリズムをつかめないようだ。

 

すぐにリズムを崩し、慌ててしまい、不良品を流してしまう。

 

流してしまった不良品を見つけ回収し、良品を差し込むのも私の

仕事でもある。

 

そのため仕事は一気に増える。

 

「Aさんは自分の位置に製品を入れてくれればいいですよ」と言うのだが

ちょっと間が空くとすぐに製品を入れて来るAさん。しかも投げる。

 

そうするとリズムは途端に崩れ、製品を投入するのに手間取る。

 

内心「これはかなり時間がかかるな・・」と呟く。

 

本人曰く「私もう年だから、できない」が口癖のようだ。

 

私だって若くはない。「回数を重ねればうまくできるようになるから」

と言うのだが、「あなたは若いから」だと。

 

いやAさん。そんなに変わらないんだよ、あなたと私は。

 

始めから諦めて事に当たる。そしてことあるごとに「前の職場はこうだった」

と言う。 とにかく愚痴の多い人なのだ。

 

そんなに前の職場が良かったのならやめなければいいのにな~と思う。

 

「前の職場は忘れましょう」と諭した。

 

扱っている製品も作業も段取りもまるで違うのだから。

 

そんな風だから騒音女Kさんは最近よくAさんに対して切れる。

 

昨晩も切れた。それに対してAさんは私に文句を言う。

 

その時ふと思ったのが「ちゃんと仕事ができていれば何も言われることは

ないのだ。愚痴は当たり前に仕事ができてからこぼすべきなのかもしれない」と。

 

私もKさんには嫌な態度を取られたり、無視されて嫌な思いもした。

 

一生懸命仕事をしてるのに、煙たがられるとも思ったこともあった。

 

だがそれはちゃんとできていなかったのかもしれない。

やっていることが空回りしていたのかもしれない。

 

それに仕事もできないのに文句ばかりじゃいけない。

 

こうやって考えてみると、Kさんは非常に真面目なのだ。

 

仕事に真剣に打ち込んでいるのだ。不良品を出すまいという思いが

あり、とてもプロ意識が強い人なんだなという印象に変わって来た。

 

だから「私、年だからできない」とか、基本を無視して手の消毒を

せずに製品に触ろうとするAさんには容赦なく声が出るのだと思う。

 

そして行動が遅い。こればっかりは譲れない職場なのである。

 

私がいる部署は会社の中でも戦場と言われているほどハードな場所だ。

 

ノロノロと動きが鈍い人にはきつい場所である。

 

この9カ月でマイナス12キロの私は足腰も強くなり、身軽に動けるように

なった。

 

 

パワハラ女Mは今も嫌いだが、怪我の功名といったところだろうか。

 

だからAさん、頑張って少し痩せようねと心の中で呟く。

(勿論声には出さない)

 

仕事が終わりロッカーで着替えているとKさんが私に「来年から大変になる。

動ける人がまた減って・・」と言われた。

 

何だか申し訳ない気持ちと、「あ~少しは評価してくれていたんだ~」という

嬉し気持ちがごっちゃになった。

 

ハラスメントは受ける側の感じ方にもよると思う。

 

同じ言葉を別々の人に言われた場合、一方は嫌味に感じて、一方は冗談に

聞こえる。

 

これは相手に対する印象にもよるんだなと最近になって感じる。

(勿論相手のキャラクターにもよるが。)

 

自分の置かれた立場も変われば受ける印象も変わるのかもしれない。

  

うまく機能して行ってくれるよう願うことしかできないが。

 

緊張と仕事疲れと、Aさんの愚痴、濃霧でくたくたになって帰宅する。

 

温かいお風呂に入り、ちょっと顔をいじってドライヤーで髪を乾かす。

 

そしてハルのこんな格好で一気に力が抜ける。

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後ろ足が上に向いてカエルのような格好になって・・ふっ、可愛い。

 

去年の今頃タマ氏のお気に入りの場所が・・

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ストーブ前の爪とぎの上。

 

何もそんな窮屈な場所で寝なくてもいいのに。しかも前足で体を支えて。

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タマ氏のことは今では写真でしか見ることができないけど、何度見返しても

力が抜ける。

 

わが家のニャンコ達は私の力の源なのかもしれない。

 

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